ニュースリリース
運動習慣のない市民の活動量底上げに成功/年間医療費4700万円相当削減〜帯広市〜
好評配信中のスマートフォン・ヘルスケアアプリ「SPOBY(スポビー)」の法人、地方自治体向けサービス「バイタルリモート」を昨年の9月から本格導入している帯広市で効果検証を実施したところ、3ヶ月後の継続率73.4%、全体平均歩数922歩底上げし、一人当たり 21,513円相当の年間医療費を削減しました。以上のような結果を踏まえ、帯広市の運用担当者にインタビューを行いました。※国土交通省による「まちづくりにおける健康増進効果を把握するための歩行量(歩数)調査のガイドライン」によると1日1,500歩の運動量底上げで年間35,000円の医療費削減効果があると言われております。
SPOBY導入の決め手は誰でも楽しめるアプリであること
Q1 帯広市が抱えていた健康課題を教えてください。
帯広市民の平均歩数は4,830歩と全国平均歩数(男性 6,794歩、女性 5,942歩、「平成30年国民健康栄養調査」)を下回っているため、糖尿病の有所見割合が北海道内全体に比べ異様に多く、ガンで亡くなる方の割合も全国と比べて高いことが大きな健康課題でした。
Q2 SPOBYバイタルリモートに期待したことはどのようなことでしたか?
歩くことへのきっかけづくりです。歩くことは誰でも簡単に始められ、血糖値の低下やガン全体の発生リスクが低くなることが明らかになっています。利用することによって、1日にどのくらい歩いたか見ることができるので、普段歩数を気にしない方も楽しみながら、健康活動の増進に励んでいただきたいと思っていました。
街を挙げて市民に提供されるリワード。経済振興にも
Q3 運用開始してから高い継続率と運動量が底上げ(図1)された要因はどのような点だと思いますか?
地元企業が頑張る市民にリワードを提供できるシステムが公開されている点です。頑張って歩いてジュエルを貯めることで、身近な飲食店や商業施設で特典を獲得できる。その仕組みが運動習慣がほとんどないと回答した816人の平均歩数を626歩底上げを実現させたと思います。地元企業にとっても健康意欲のある市民がリワードをきっかけに来店するので顧客獲得にも繋がります。
Q4 市民の皆さんの健康増進をサポートしていくにはどのような事が必要とお考えでしょうか。
更に協賛企業を募りながら特典の魅力を高めていきたいです。協賛企業を増やすことによって、協賛企業の従業員の方にもSPOBYを利用していただき、地域全体で健康意識を高めてもらえたらと思います。
Q5 今後どのような試みを考えていますか?
市民の皆さんにアンケートを実施したいと考えています。歩くことに対する意識の変化があったか、こんな特典があったらもっと歩く!など今まで以上に市民の皆さんが楽しみながら歩くことができるきっかけづくりをしていければと思います。 また、ガン検診の受診率が低いので、受診率を改善できるよう特典を工夫していきたいです。